両親を見送って感じたこと
両親の葬儀の際に経験したことですが、祭壇に飾る遺影の準備に困ってしまい、生前のアルバムから適当にチョイスしてしまいました。両親を偲ぶにあたり、申し訳ない気持と残念な思いで今でもこのことを後悔しております。
生前に素敵な遺影を準備することは、見送られる側も見送る側からも大切な人との思い出を形にするために非常に重要なものだと痛切に感じました。そのために遺影は、その人の個性や魅力を最大限に引き出すことが求められると思うのです。遺影は、亡くなった人を偲ぶだけでなく、生前の姿や表情を思い出す手助けとなります。そのため、ご家族と話し合いながら遺影撮影の重要性について理解することが大切だと思います。
遺影撮影のための留意すべきポイント
- 撮影者にとって非常に重要なのは、被写体をリラックスさせることです。遺影撮影は、普段カメラに慣れていない人でもリラックスして撮影に臨むためには、撮影者の対応がキモになります。家族との思い出や懐かしい出来事などを話題にして時間をかけてリラックスさせ、自然な表情を引き出しましょう。
- 撮影場所も大切です。写真スタジオで型にはまった記念写真とするのではなく、遺影は、被写体ご本人のイメージを引き立てるためにも、広々とした場所や自然の中など、背景に工夫を凝らすことが必要だと考えます。また、ご本人の好きな場所や思い出の場所で撮影することも一つの手ではないでしょうか。
- ライティングも重要です。適切な明るさや角度で撮影することにより、遺影の雰囲気や被写体ご本人の表情を引き立てることができます。また、自然光やキャンドルの明かりなど、特別な光源を利用することで、より感動的な遺影を撮影することができます。
遺影撮影の際に注意すべきポーズや表情について
遺影撮影の際には、ポーズや表情にも注意を払う必要があります。例えば、笑顔や自然な表情、ご本人の好きなポーズを再現するなど、その人の個性や魅力を引き出すことが重要です。撮影前には、家族や友人と話し合い、思い出深いポーズや表情を考えるのも楽しいことだと思います。
出張撮影サービスの活用
私は、出張撮影サービスをさせていただいております。遺影の出張撮影サービスでは、思い出の場所や自宅などリラックスできる環境を考慮して撮影を行います。さらに、撮影後の写真の補正やデザインも行い、素敵な遺影の作成をお手伝いさせていただきます。
ご家族や友人の思い出を残すために遺影撮影を通して感じること
遺影撮影を通して、家族や友人の思い出を永遠に残すことができます。また大切な思い出を再確認することや、撮影を通じて、ご家族やご友人との絆や愛情を深めることもできます。遺影撮影の準備から完成までの過程は、これからご本人が生きていくうえでの心の支えとなるのでないでしょうか。
追記 私は、民間資格フォトマスター2級を取得し、ローカルではありますが複数のフォトコンテストに入選歴があります。下記にリンクを貼っておきますのでご興味がございましたら是非ご覧ください。
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